現在、大絶賛放送中のドラマ『VIVANT』で共演されている堺雅人さんと阿部寛さん。
劇中ではなんとも息がぴったりで、一応主演は堺雅人さんですが、前半戦では「阿部寛が主演のようだ」等の声が上がっています。
俳優さん同士が不仲なのか仲がいいのかどうしても気になってしまいます。
今回は主演級堺雅人さんと阿部寛さんはライバルで不仲なのか、仲がいいのか気になり、調べてみることにしました。
堺雅人と阿部寛の不仲疑惑
3月初旬、ロケ地である飲食店に堺雅人と阿部寛は無表情のまま入っていった、との事。
普段は穏やかな下町に緊迫感が漂っていたそうです。
そして、ロケの合間に堺雅人は外に待機していたスタッフさんと厳しい表情で打ち合わせをしに店の外に出てきたようで、堺雅人と阿部寛は仲が悪いのでは思われていたそうです。
”ロケ地になる現場”というのは俳優にしてみたら当然仕事の現場ですので、無表情になっても不思議はないと思うんですよね・・・むしろ自然で自分の役に集中出来ている状態。
特にシリアスなシーンであればなおさらの事。
この事だけで、堺雅人さんと阿部寛さんが不仲とは断定出来ないと思いますが、皆さんはどう思いますか?
そもそも、主役級の堺雅人と阿部寛だから不仲と噂されるわけですよね・・・
ライバル関係にあるとか、共演NGであるなどと様々な憶測が勝手に飛び交います。
例えば主役級の堺雅人と俳優デビューして間もない18歳の若手俳優が不仲とはなかなか言われないと思うんですよ・・・
堺雅人と阿部寛の関係を考える時、
要は、”俳優としての地位や経験が互角であり、世間からの評判も相当なもの”と本人同士が認識している場合にのみ、そのように憶測されるのではないでしょうか。
”ライバル関係である”という事と、”不仲”であるというのはちょっとニュアンスが違うように思います。ここでもう少し深掘りして見ましょう。
”不仲”とはいったいどういう事?
ただ単に嫌い
これは理由の特定が難しい。個人的に何か気に食わないとか、笑顔が嫌い、声が嫌い、八方美人だから嫌い、人の目ばかり気にして流されやすいから嫌い、仕事をきちんとしないから嫌い、など沢山理由はあると思います。
○○だから苦手。○○だから話したくない。○○だから話を聞きたくない。
例えば、「馴れ馴れしいから苦手」「言葉使いが荒いから話したくない」「口調がきついので話を聞きたくないなどです。
こちらの感情は誰でも経験があると思います。仕事や家族間、友人関係や知り合い程度の人間関係などでも普通にあると思います。
”ライバル関係”とはどういう状態の事?
俳優としての地位・実力が互角であると本人同士が認識している場合
これに尽きるかなと思います。
双方が思っている場合ですね。
どちらか一方が勝手に「ライバル」「あの人には負けたくない」などの個人的な気持ちは”ライバル関係”にある、とは言いませんよね。
先ほども言いましたが、例えば堺雅人さんと20歳の俳優デビューした若手俳優では、当然”ライバル関係”等と揶揄されたりしません。という事は、主役級の堺雅人さんと阿部寛さんであれば”ライバル関係”にあると言われても正直不思議ではありません。
堺雅人さんと阿部寛さんは”ライバルだから嫌い・苦手”とはならないように感じます。
それに、ライバル関係でもポジティブなライバル関係もある訳で、”ライバルだからこそ良い作品に仕上がる事”だって当然ある訳です。
”ネガティブなライバル関係”だと、それこそ”同等の実力を持っているので嫌い”とかなりそうですよね。もし本当にそうなのであれば、お二人ともオファーを断っていると思います。
何故なら、『VIVANT』の撮影が過酷すぎるからです。
モンゴルに約2か月間・・・
休みを2~3日貰ったとて外は砂漠・・・寝る、食べる、セリフを覚える等しかできない。
しかも、嫌いなライバルと一緒に作品を作り上げるなんて、相当強靭な精神性の持ち主でなければ難しいと推測されます。
皆さんなら嫌いなライバルと2か月間、日本ではなくモンゴルで一緒に仕事ができますか?
私は無理です・・・吐くと思います。
阿部寛さんが堺雅人さんを”ライバル”と感じる理由①
堺雅人さんと阿部寛さんの共演は何度かありますが、1回目は映画『ジェネラルルージュの凱旋』主演竹内結子、阿部寛、そして堺雅人は天才外科医役を演じました。
この映画で、堺雅人は”日本アカデミー賞優秀助演男優賞”を受賞し、”主役を食う”形になったんです。
こちらの”主役を食う形”とは、竹内結子さんと阿部寛さんの事です。
実はこの時期から、堺雅人さんは俳優としてメキメキと存在感を出してきてます。
2008年、NHK大河ドラマ『篤姫』でもかなり重要な役どころで、篤姫役の宮崎あおいさんを演技の上でも支えていたそうです。
阿部寛さんが堺雅人さんを”ライバル”と感じる理由②
一方、『日曜劇場』では、阿部寛さんの主演は『新参者』『ドラゴン桜』など5回。堺雅人さんは今作『VIVANT』で3回目。しかし、平均視聴率では堺雅人さんの『半沢直樹』の方が高く、まさに”ライバル関係”と言えます。
“dメニューニュース”引用
堺雅人と阿部寛の仲がいいエピソード
『VIVANT』のモンゴルロケで宿泊部屋が隣同士になった堺雅人さんと阿部寛さん。
阿部寛さん曰く、「4日間緊張して過ごしました」と仰っておりました。
これはどういう事かというと、撮影終わりの深夜、入浴後に速攻寝る堺雅人さんと数時間は起きている阿部寛さん。
その宿泊先は壁一枚がとても薄く、丸聞こえなんだそうです。
当然起きている阿部寛さんからは生活音が出るわけですが、隣室で寝ている堺雅人さんを起こさないように、そーっと動いていたそうです。階段を降りる際も、なるべく音を出さない様に静かに足を運んでいたようです。
こちらのエピソードを聞いて皆さんはどう思われますか?
果たして、このように撮影外、完全プライべーで堺雅人さんの睡眠を邪魔しないように気を使っている阿部寛さんの様子を聞くと、お二人は仲が良いのではないかと思われます。
私は正直この話を聞いて不仲なわけがない、むしろ仲が良くて阿部寛さんは9歳下の堺雅人さんを尊敬しているように感じました。
堺雅人さんが阿部寛さんを”尊敬”?!
堺雅人さんが阿部寛さんを大絶賛している発言がこちら・・・
阿部さんには嫉妬もない、そういう次元じゃない
”ライブドアニュース”より引用
「阿部さんがいるとスケールが大きく、物語に違う層が加わる」
”modelpress編集部”より引用
と阿部の演技を絶賛する場面があった。
この発言を受けて、阿部寛さんが堺雅人さんに感謝の言葉を返す?!
阿部寛さんは堺雅人さんに感謝!『下町ロケット』に繋がった・・・
「今の僕があるのも堺さんのおかげと思っているんですけど。10年前に『半沢直樹』が放送された時に『こんな面白いドラマをこの時代に作れるんだ』って思って。すごくやる気が出て、それが『下町ロケット』に繋がっていくわけなんですけど。すごく感謝していて」と『半沢直樹』が『下町ロケット』への道筋になったと堺へ感謝の言葉を述べた。
”modelpress編集部”より引用
堺雅人さんとの共演について・・・
「(堺さんは)努力があってのここだと思っていて。あれだけ滑舌が良いのに、車の中でずっと滑舌練習をしていて。それをずっとルーティンのようにやられているんですよ。役者バカと言ったら、そうかもしれない」と堺の新たな一面をみることができたとも明かしていた。
”modelpress編集部”より
「どのスタッフに対しても、常に同じ態度。それがどんなに忙しい時でもです。自分のセリフの分量が多い時でも出来る。僕は長台詞がある場合は集中してナイーブになったりしてしまう。堺さんはそういう事が一切なく、毎日同じテンション。そこで現場を引っ張っていく姿。常に同じ精神でというのはすごく立派だなと思いました」と称賛した。
”スポーツ報知”より引用
このように、堺雅人さんも阿部寛さんの事を大絶賛しておりますし、阿部寛さんも自身の作品は堺雅人さんのお陰であると仰っておりますね。
なんだか理想的な関係ですね・・・
やはり撮影中のバディといってもいい程のシーンが沢山ある堺雅人さんと阿部寛さんですから、このような関係性には、正直ほっこり&ホッとしました。
そして何よりも、阿部寛さんが堺雅人さんを”立派”であると評されておりますよね?!
この”立派”という言葉、正直数年ぶりに聞きました笑
普通に生きているとなかなか”立派”という言葉を使ったり、また言われたり無い!!
大の大人が”あの人は立派”と素直に言える事ってなんだか感動します。
それ位の思いが堺雅人さんに対してあるのでしょう・・・
しかも男性は「プライドで生きている生き物」なんて言われておりますからなおさらの事。
同性であろうと異性であろうと、人を尊敬する心はとても大切で尊いですよね。
そして、人の良いところを見て真似て盗む。
その盗んだものを自分の物としていく。。。
まさに『半沢直樹』の堺雅人さんを『下町ロケット』で阿部寛さんが自分の物として表現されたんだと思います。
『半沢直樹』(2013年)も面白かったですが、私は『下町ロケット』(2015年)も大好きでした。
『下町ロケット』をひと言でいうと「壮大で夢がある」
『半沢直樹』は「ギャフンと言わせて爽快感を手に入れるドラマ」・・・
まとめ
堺雅人さんと阿部寛さんはライバルで不仲ではないと思います。
堺雅人さんが阿部寛さんを尊敬しているコメントや、阿部寛さんが堺雅人さんを”立派”と称賛されているように、お二人は同じ俳優として切磋琢磨して良い作品を作るバディのような関係性であると思われます。
むしろ、仲がいいと思います。
阿部寛さんが堺雅人さんの5歳年上ですが、ロケ現場での堺雅人さんの立ち居振る舞いを大絶賛し自分はそのように出来ないと仰っていて、この発言は信頼関係が無いとなかなか口から出てこないのではないでしょうか?
年下の堺雅人さんが出来て、自分はなかなか出来ないって普通テレビでなかなか言えませんよね・・・
でも自分の出来ない事を晒してでも堺雅人さんを称賛しているんです。
皆さんはどのように感じましたか?
堺雅人さんと阿部寛さんがお互いに信頼と尊敬の心をもって『VIVANT』を作りあげていた事が伺えるエピソードばかりでしたね。
そんな堺雅人さんと阿部寛さんの共演作品もまとめており、そちらで”褒めちぎり”しておりますので
ぜひ、併せてお読みください。
引き続き『VIVANT』観ていきましょう!!
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